.NET Frameworkの概要

.NET Frameworkは、Microsoftが提供するWindows ベースアプリケーションプログラムの開発/実行環境です。Visual Studioを使用してWindowsアプリケーションを開発している方には、馴染みのあるものかも知れませんが...Visual Studioで開発をしていない方や、Windowsを利用している方には、「???」なものかもしれません。.NET Frameworkが登場する前、例えば VisualBasic 6.0を使ったWindowsアプリケーションでは 「VBランタイム」が必要でした。それに変わるものっていう感じです。.NET Frameworkは、様々なプログラミング言語から利用される「共通言語ランタイム (CLR) 」と、オブジェクト指向ライブラリの「.NET Framework クラス ライブラリ (FCL)」などから構成されています。

.NET Frameworkのバージョン

.NET Frameworkは、2002年4月に バージョン 1.0がリリースされ、バージョン1.1、バージョン2.0と改良が加えられ、2006年末にはWindows Vistaと共に バージョン3.0が登場しました。その後、バージョン3.0のSPが提供されたり、バージョン3.5、バージョン4.0が登場しました。

.NET Frameworkバージョン 1.0

2002年04月 リリース
○:Windows 98
○:Windows ME
○:Windows NT4.0
○:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
-:Windows Vista

.NET Frameworkバージョン 1.1

2003年07月 リリース
○:Windows 98
○:Windows ME
○:Windows NT4.0
○:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
-:Windows Vista

.NET Frameworkバージョン 2.0

2006年02月 リリース
○:Windows 98
○:Windows ME
-:Windows NT4.0
○:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
-:Windows Vista

.NET Frameworkバージョン 3.0

2006年12月 リリース
-:Windows 98
-:Windows ME
-:Windows NT4.0
-:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
○:Windows Vista

.NET Frameworkバージョン 3.5

リリース
-:Windows 98
-:Windows ME
-:Windows NT4.0
-:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
○:Windows Vista

.NET Frameworkバージョン 4.0

2010年04月 リリース
リリース
-:Windows 98
-:Windows ME
-:Windows NT4.0
-:Windows 2000
○:Windows XP
○:Windows 2003
○:Windows Vista

バージョン2.0からは64ビットOSをサポートしています。バージョン1.0→1.1、バージョン2.0→3.0はマイナーバージョンアップで、バージョン1.1→2.0はメジャーバージョンアップといわれています。

バージョン3.0は バージョン2.0に いくつかのサブシステムやフレームワーク(WPF,WCF,WWF)が追加されたもので、Windows VistaやWindows Server 2008には標準搭載されています。

バージョン3.5、4.0は バージョン3.0のフレームワーク(WPF,WCF,WWF)が進化して、Windows Server 2008 R2,Windows 7向けの機能が追加されたものです。

利用するサーバーに Windows 2000が含まれる場合は バージョン2.0を、含まれない場合は バージョン3.0/3.5が選択できます。また、開発環境であるVisual Studioのバージョンによっても、利用可否があります。

.NET Frameworkの開発/実行環境

Windowsアプリケーションの開発環境で、.NET Frameworkは VisualStudio 20xxのインストールに含まれていて、VisualStudio 2005では .NET Framework 2.0がインストールされ、Visual Studio 2008/2010では .NET Frameworkが選択できます。開発環境で作成されたWindowsアプリケーションを実行するためには、そのアプリケーションを実行する環境に.NET Frameworkが必要です。.NET Frameworkの実行環境は、MicrosoftのWebサイトから無償ダウンロードできます。.NET Framework 2.0の場合、こちら (Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)) をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスが表示されますので、[実行]をクリックしてください。実行環境で動作する .NET Frameworkは「.NET Frameworkランタイム(Runtime)」と呼ばれています。それに対して 開発環境で動作する .NET Frameworkは「.NET Framework SDK(Software Development Kit)」と呼ばれています。

.NET Framework の互換性

.NET Framework はリリースされてから、複数のバージョン(1.0、1.1、2.0、3.0、3.5、4.0)が存在し、過去に開発したWindowsアプリケーション、Webアプリケーションは新しい.NET Frameworkで動作するのか? 新しい.NET Frameworkで開発したWindowsアプリケーション、Webアプリケーションは過去の.NET Frameworkで動作するのか? といった「互換性」を心配される方もいらっしゃると思います。.NET Framework自体は 複数バージョンの混在が可能です。例えば Windows XPでは「C:¥WINDOWS¥Microsoft.NET¥Framework」フォルダに、バージョンごと(例: v1.0.3705、v2.0.50727)の.NET Frameworkが混在しています。また実行環境ではグローバリアセンブリキャッシュ(GAC)と呼ばれる「C:¥WINDOWS¥assembly」フォルダに多くのライブラリファイル(例: System.Data)が存在し、それぞれのバージョンを参照できます。VisualStudioで.NET Frameworkを使用してWindowsアプリケーションを開発した場合、基本的には開発(ビルド)した環境と同一の.NET Frameworkバージョンを参照します。(例: .NET Framework 1.1で開発したアプリケーションは、.NET Framework 1.1を参照)。開発環境と実行環境の組み合わせパターンを、下表に示します。

開発環境=1.1, 実行環境=1.1(通常)

問題なし。

開発環境=1.1, 実行環境=2.0(下位互換)

セキュリティ、不具合修正などのAPI変更に伴う動作不正の可能性があります。

開発環境=1.1, 実行環境=1.1と2.0混在(サイドバイサイド)

サイドバイサイドが適用されないケースもあります。

開発環境=2.0, 実行環境=1.1(上位互換)

サポートされません。

開発環境=2.0, 実行環境=1.1と2.0混在(サイドバイサイド)

サイドバイサイドが適用されないケースもあります。

開発環境=2.0, 実行環境=2.0(通常)

問題なし。

開発環境=2.0, 実行環境=2.0に3.0追加(3.0環境)

サポートされます。

開発環境=2.0, 実行環境=3.0(3.0環境)

サポートされます。

開発環境=3.0, 実行環境=2.0(上位互換)

サポートされません。

サイドバイサイド(Side by side)とは、複数のライブラリが混在する環境で、アプリケーションが必要とするライブラリを選択して動作させる方式です。.NET Framework 移行センター というサイトがオープンしました。移行関連のドキュメントが参考になります。



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