- 1000BASE-T
IEEE802.3で規定するGigabitEthernetのうち、UTPケーブルを使用するもの。伝送速度は、1G BPS。
- 100BASE-T
IEEE802.3で規定するFastEthernetのうち、UTPケーブルを使用するもの。伝送速度は、100M BPS。
- 10BASE-T
IEEE802.3で規定するEthernetのうち、UTPケーブルを使用するもの。伝送速度は、10M BPS。
- 10BASE2
IEEE802.3で規定するEthernetのうち、細芯同軸ケーブルを使用するもの。伝送速度は、10M BPS。
- 10BASE5
IEEE802.3で規定するEthernetのうち、太線同軸ケーブルを使用するもの。伝送速度は、10M BPS。
- Active Directory
Windows 2000 Server以降の Windows Server OSで標準装備されているMicrosoftのディレクトリサービス。ユーザーやネットワークなどのネットワーク資源を一元管理できる。
- ADSL
asymmetric digital subscriber lineの略。
ユーザー拠点と収容局を電話線で接続するアクセス回線技術。最大 50MBPS。
- anonymousFTP
匿名のユーザーがFTPサーバーを利用できるサービス。ファイルダウンロードなどで利用されている。
- APIPA
Automatic Private IP Addressの略。
Microsoft独自の用語。DHCPサーバーがダウンした時などに クライアントPCが独自のIPアドレス(169.254.0.0~169.254.255.255)を割り当てる機能。
- ARP
Address Resolution Protocolの略。
IPアドレスと対応するMACアドレスを調べるためのプロトコル。
- ATM
asynchronous transfer modeの略。
非同期転送モード。セルとよばれる53バイト固定長の形式にして送受信する。ATM専用線は ATM技術を使って速度を固定したWANサービス。
- Base64
バイナリデータをASCII文字(64種類)に変換するためのエンコーディング方式。電子メールの添付ファイルのエンコーディングに利用されている。
- BCC
Blind Carbon Copyの略。
電子メールで、宛先とは別の人に写しを送信すること。CCと異なり、写しを送信したことは他の人にはわからない。
- BGP-4
border gateway protocol 4の略。
ネットワーク経路情報をルーターに自動的に交換させるプロトコル。IP-VPNで使用されることが多い。
- BIND
Berkeley Internet Name Domainの略。
UNIX(または、Windows NT Server)上で動作するDNSサーバーソフトウェア。
- BPS
Bit Per Secondsの略。
1秒間に送信されるデータ量(ビット数)。データ伝送速度の単位として使用される。
- CC
Carbon Copyの略。
電子メールで、宛先とは別の人に写しを送信すること。写しを送信したことは他の人にもわかる。
- CDMA
Code Division Multiple Accessの略。
同一の周波数帯域内で2つ以上の複数の通信(多元接続)を行うために用いる技術の総称
- CIFS
common internet file systemの略。
Microsoft/IBMのファイルアクセスプロトコル SMBを標準化したもの。Windows 2000以降、Linux/UNIXのSAMBAで利用されている。
- CSMA/CD
Carrier Sense Multiple Access with Collision Detectionの略。
Ethernetで用いるアクセス制御方式。伝送路の状態確認(Carrier Sense)をおこない、他のコンピュータが送信中でなければデータを送信する。どのコンピュータでも任意のタイミングでデータ送信可能(Multiple Access)である。また、複数のコンピュータからの送信データがネットワーク上で衝突した場合、その衝突を検知(Collision Detection)し、時間待ちの後で再送する。
- DHCP
Dynamic Host Configuration Protocolの略。
TCP/IPプロトコル群の1つで、ネットワーク上のコンピュータなどに動的にIPアドレスを配布するサービス。
- Diameter
RFC3588で規定されている RADIUS後継の認証プロトコル。信頼性、セキュリティが強化されている。
- DMZ
De-Militarised Zoneの略。
非武装地帯、非武装セグメント。インターネット接続され、公開しているセグメントと社内セグメントの間に設置する第3のセグメントで、特定のTCPポート・UDPポート、プロトコルだけを通過させるセグメント。
- DNS
Domain Name Systemの略。
インターネット全体でホスト名とIPアドレスの対応を保持する分散データベースを管理するサービス。
- DNSSEC
DNS SECurity extensionsの略。
ドメイン名の管理やドメイン情報の提供を担う権威サーバーからのDNS応答に、公開鍵暗号を利用した電子署名を付け加える。DNS問合せ側で 権威サーバーの公開鍵を入手し 電子署名を検証するしくみ。
- EAP
extensible authentication protocolの略。
RFC3748で規定されている 認証情報をやりとりする枠組みを決めいているプロトコル。
- Ethernet
最も普及しているLANの方式で、1本の同軸ケーブルに多数のコンピュータなどを接続し、アクセス方式にはCSMA/CD方式を使用し、通信および制御をおこなう。
EthernetをベースにIEEEが標準化したものが、IEEE802.3標準LANで、現在ではEthernetといえばIEEE802.3を指し示す。
- FDDI
fiber distributed data interfaceの略。
100MBPSのLAN向け伝送技術。
- FQDN
Full Qualified Domain Nameの略。
完全修飾ドメイン名。ホスト名にインターネットドメイン名を付加した名称。
- FTP
File Transfer Protocolの略。
ファイル転送プロトコル。
- FTTH
fiber to the homeの略。
光ファイバを利用したアクセス回線サービスの総称。最大1GBPS。
- HTML
Hyper Text Markup Languageの略。
WWW上のページを記述するためのマークアップ言語。
- HTTP
HyperText Transfer Protocolの略。
WWWサーバー上のHTMLファイルなどを、クライアントコンピュータ上のWWWブラウザに送信するためのプロトコル。
- IDS
intrusion detection systemの略。
侵入検知システム。外部からの不正侵入を検知する装置・ソフトウェア。
- IETF
Internet Engineering Task Forceの略。
インターネット標準化組織。TCP/IPプロトコル群などのインターネット関連のすべての仕様を作成・公開する標準化団体。
- IGMP
internet group management protocolの略。
IPマルチキャスト(同報)を実現するためのプロトコル。RFC1112,2236,3376で規定されている。
- IMAP4
Internet Message Access Protocol 4の略。
インターネット電子メールの送受信用プロトコル。メールをサーバー側で管理する。
- IP
Internet Protocolの略。
TCP/IPプロトコル群のインターネット層で動作するプロトコル。IPアドレスにより、異なるネットワーク間でのパケット転送が可能。上位プロトコルのTCP,UDPとともに使用する。
- IPS
intrusion prevention systemの略。
侵入を検知したら その通信を遮断する装置・ソフトウェア。
- IPSec
IP Security Protocolの略。
IP層でのセキュリティを確保するためのプロトコル。データを暗号化した通信が可能となる。
- IP-VPN
internet protocol - virtual private networkの略。
通信事業者が持つIPアドレスを使用して、企業のLAN同士をつなぎ構築した仮想ネットワーク。
- IPアドレス
TCP/IPプロトコルのIPプロトコルでネットワークおよびネットワーク上のホストを識別するためのアドレスで、物理アドレス(MACアドレス)と1対1に対応する論理アドレス。OSI参照モデルでは、ネットワーク層で使用する。
IPv4では32ビット(4バイト)で、8ビットごとに4つの10進数をドット区切りで表記する。IPv6では128ビット(16バイト)で、16ビットごとに8つの16進数をコロン区切りで表記する。
- ISATAP
intra-site automatic tunnel addressing protocolの略。
RFC5214で規定されている IPv4環境で IPv6接続を可能にするトンネリング技術。
- L2TP
layer 2 tunneling protocolの略。
WAN用のプロトコルである PPP のフレームをIPで転送するためのプロトコル。
- LAN
Local Area Network
私設構内情報網。企業内(家庭内)などの限られたエリアで構築され、情報をやり取りするためのネットワーク。
- LAN Manager
Microsoftが開発したネットワークOS。ファイル、プリンタの共有などが可能。NetBIOS、NDISドライバを使用している。
- LANアナライザ
ネットワーク上を流れるパケットの中身を翻訳するツール。
- LDAP
light-weight directory access protocolの略。
ディレクトリサービス(例:Active Directory)にアクセスするためのプロトコル。
- LTE
Long Term Evolutionの略。
第3世代携帯電話の標準化プロジェクトである3GPP が策定した第3.9世代(3.9G)の通信規格。
最大速度 300MBPS(商用サービスでは 37.5MBPS)と W-CDMA,FTTH,ADSLなどよりも高速で、いままでの無線技術の集大成ともいわれている。
- MACアドレス
Media Access Control Addressの略。
NIC(LANカード)などのネットワーク機器に組み込まれている機器固有の物理的なアドレス。OSI参照モデルでは、データリンク層で使用する。
- MIME
Multipurpose Internet Message Extensionの略。
インターネット上で英語以外の言語や、バイナリデータを扱うための規格。電子メールの添付ファイルなどで利用されている。
- MPLS
multiprotocol label switchingの略。
パケットのレイヤー2とレイヤー3のヘッダー間にラベルをつけて転送する技術。IPヘッダーの前に シムヘッダーを追加し、IPパケットをカプセル化。主にIP-VPNの構築で使用される技術。
- NAT
network address translationの略。
ルーターが持つアドレス変換機能。インターネットのグローバルIPアドレスと 社内のプライベートIPアドレスを相互変換。
- NAPT
network address port translationの略。
ルーターが持つアドレス変換機能。インターネットのグローバルIPアドレスと 社内のプライベートIPアドレスを相互変換。IPアドレスとポート番号を使用。
- NAT-PT
network address translation protocol translationの略。
RFC2766で規定されている IPv4ネットワークとIPv6ネットワークを相互接続する技術。
- NDIS
Network Driver Interface Specificationの略。
Microsoft が定めたLAN接続ボードのドライバインターフェイス。
- NetBEUIプロトコル
IBMとMicrosoftが開発したLAN Manager, Windows ネットワークで利用されていたプロトコル。ネットワークアドレスの設定は不要であるが、ルーターを超えた通信はできないので、比較的小規模なLAN環境に適している。Windows 95/98/Meなどでは必須のプロトコルであったが、Windows 2000/XPでは必須ではなくなった。
- NetBIOS
Network Basic Input/Output Systemの略。
IBMが定めたPC LANで用いるLANとアプリケーションプログラム間のインターフェイス。NetBEUIプロトコルをアプリケーションプログラムが呼び出すためのインターフェイスとして開発された。OSI参照モデルのネットワーク層からセッション層までをカバーしている。
- NGN
next generation networkの略。
IPをベースにした通信事業者の次世代ネットワーク(加入電話網+サービス)。電話サービス、映像配信などのサービスを提供。
- NIC
Network Interface Cardの略。
LAN接続ボード。LANカード、LANボードとも呼ばれる。PCなどに装着し、ネットワークを利用するためのもの。
- NTP
network time protocolの略。
複数のコンピュータ、ネットワーク機器の間で 時刻同期をとるためのプロトコル。RFC1305で規定されている。
- OSI
Open System Interconnectionの略。
開放型システム間相互接続。ISOとCCITTが標準化した国際標準規格。
- OSPF
open shortest path firstの略。
ルーティングプロトコルの一種。中・大規模ネットワークむき。経路変更後のルーティングテーブル再計算が高速で 認証機能などを備えている。帯域を反映したコスト値を設定し、それに基づき各ルーターが共通のトポロジマップを作成し、最適な経路を計算する。
- POP3
Post Office Protocol version 3の略。
TCP/IPネットワークで、メールサーバーからクライアントがメールを受信するのに用いるプロトコル。
- PPP
point to point protocolの略。
ダイヤルアップ回線や専用線で使用されるレイヤー2プロトコル。
- PPPoE
PPP over Ethernetの略。
ADSLの通信で使用されるプロトコルで EthernetからPPPを使うためのもの。PPPフレームをEthernetのMACフレームの中に入れて送る技術。
- QoS
Quality of Serviceの略。
ネットワークを利用する帯域を、アプリケーションや端末ごとに決める(制限する)機能。この機能により、ストリーミングなどのネットワーク帯域を大幅に使用するアプリケーションを制限し、その他の業務に差し支えなくネットワークを利用することが可能となる。
近年では、ネットワークのサービス品質(QoS)を管理できるネットワーク管理製品も増え、ネットワーク帯域の仮想化やトラフィック監視もアプリケーションごとにおこなえる。
- RADIUS
remote authentication dial-in user serviceの略。
LANスイッチなどの通信装置と認証サーバー間で ユーザー認証ID,パスワードをやりとりするためのプロトコル。RFC2865で規定されている。
- RFC
Request For Commentsの略。
IETFが作成・公開しているTCP/IPプロトコル群などの規約。TCP/IPプロトコル群の各種プロトコルごとに、RFCがある。
- RJ-45
10BASE-Tなどで使用されるツイストペアケーブルのコネクタ規格。
- RIP
routing infomation protocolの略。
ルーティングプロトコルの一種。アルゴリズムが簡略で、小規模ネットワークむき。
- RPC
remote procedure callの略。
他のコンピュータに処理の一部を委託するためのプロトコル。TCPを使用し RPCリクエストを送信する。
- RSTP
rapid spanning tree protocolの略。
IEEE 802.1wとして標準化されている高速版スパニング・ツリー(経路切替)。障害発生から数秒で通信復旧が可能。
- RTP
real-time transport protocolの略。
UDP上で動作し、タイムスタンプなどを使用して リアルタイム通信を確保するプロトコル。音声転送、動画転送に使用されている。
- SIP
session initiation protocolの略。
VoIPなどのインターネット電話で使用される 通話制御プロトコル。RFC2543,3261~3265で規定されている。マルチメディア通信制御にも使用されている。
- SMB
Server Message Blockの略。
Microsoftと IBM が開発したプロトコル。ネットワーク資源を共有するために使用されている。Windows 2000/XPのWorkstaionサービスやServerサービスでは、SMBを利用している。
- SMTP
Simple Mail Transfer Protocolの略。
インターネット電子メールの送信・転送をおこなうプロトコル。
- SNMP
Simple Network Management Protocolの略。
TCP/IPネットワークを管理するための標準的なプロトコル。
- SNTP
simple network time protocolの略。
複数のコンピュータ、ネットワーク機器の間で 時刻同期をとるためのプロトコル。RFC2030で規定されている。NTPを簡素化したもの。
- SPF
sender policy frameworkの略。
迷惑メールを流通させないための 送信者ドメイン認証の仕組み。DNSサーバーにSPFレコードを公開。
- SSL
secure socket layerの略。
TCP/IP通信の暗号化プロトコル。
- STP
spanning tree protocolの略。
LANのループを解消し、論理的にループ配線を切断するためのプロトコル。耐障害性を高める冗長化効果がある。ブリッジ、LANスイッチなどのネットワーク中継装置の間でやりとりされる。
- TCP
Transmission Control Protocolの略。
コネクション型の伝送制御プロトコル。
- TCP/IP
Transmission Control Protocol/Internet Protocolの略。
TCPとIPをはじめとした関連プロトコルの総称。TCP/IPプロトコル群とも呼ばれる。
- Telnet
IPネットワーク上にあるマシンを遠隔操作するためのプロトコル、コマンド
- TFTP
trivial file transfer protocolの略。
FTPの簡易版。UDPで通信するファイル転送プログラム。認証を必要としない。
- UDP
User Datagram Protocolの略。
コネクションレス型の伝送プロトコル。
- URL
Uniform Resource Locatorの略。
インターネット上にある資源のプロトコル(HTTP,FTPなど)、サーバー、ディレクトリ、ファイル名を示したもの。
- UTM
unified threat managementの略。
統合脅威管理。ネットワーク境界部分を守るセキュリティ装置。ファイヤウォール、VPNゲートウェイ、メール・Webコンテンツのセキュリティチェック、フィルタリング機能などを搭載。
- VLAN
Virtual LANの略。
スイッチに接続したコンピュータ、端末をグループ化すること。物理的に、端末がスイッチのどのポートに接続されているかに関係なく仮想的なグループを構成できる。物理的には1つのセグメントを複数の論理的なセグメントに分割したり、物理的に分かれているセグメントを同一セグメントのようにみせかけることができる。
VLAN対応のネットワーク管理製品では、管理画面上でVLANと物理的なLANを対応づけたり、簡単なアイコン操作でVLANを構成・変更できる。
- VoIP
Voice over Internet Protocolの略。
音声を各種符号化方式で圧縮して、パケットに変換し、IPネットワークでリアルタイム伝送する技術
- VPN
Virtual Private Networkの略。
仮想私設網。インターネットなどを使用して、仮想的な専用線を実現すること。
- VRRP
virtual router redundancy protocolの略。
RFC2338として標準化されている ルーターを冗長化、バックアップするためのプロトコル。RFC3768で規定されている。
- WAN
Wide Area Networkの略。
電気通信事業者が提供する通信回線サービスを利用した広域ネットワーク。
- WebDAV
web-based distributed authoring and versioningの略。
ファイル共有に使われるプロトコル。HTTPを拡張したプロトコル。
- WEP
Wired Equivalent Privacyの略。
無線LAN通信を暗号化し、盗聴から通信内容を保護するセキュリティ技術。鍵長が短く、同一の鍵が使われるなどの脆弱性がある。
- Wi-Fi/WiFi
wireless fidelityの略。
無線LANの普及促進団体 WiFi Allianceにより無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称、ブランド名。
- WiMAX
World Interoperability for Microwave Accessの略。
半径50kmの範囲で 70MBPSの速度を実現する規格。IEEE802.16aとして規定されている。
- WINS
Windows Internet Name Serviceの略。
WindowsでTCP/IPの通信をおこなう場合に、コンピュータ名をIPアドレスに動的に解決するサービス。
- WPA
Wi-Fi Protected Accessの略。
無線LANの普及促進団体 WiFi Allianceが策定した 無線LANのセキュリティ技術。WEPと比較して 強力な認証が追加され、暗号化鍵の安全性が強化されている。
- WWW
World Wide Webの略。
WWWブラウザとWWWサーバーでクライアント/サーバーシステム型の分散文書管理を実現すること。
- XML
eXtensible Markup Languageの略。
W3C(World Wide Web Consortium)が策定した規格で、異なる企業のシステム間でデータを交換する場合の標準として期待されている。
- イントラネット
インターネット技術(WWW,TCP/IPなど)を企業内システムに利用した形態全般。
- ゲートウェイ
プロトコル体系が異なるネットワークを相互接続する装置、ソフトウェア。
- 検疫ネットワーク
PCをネットワークに接続する時、一時的に別のネットワークに隔離して、PCのセキュリティ状態を調べて 不備があれば対処してから ネットワークに接続を許可する仕組み。
- コリジョン
データの衝突。
- コンピュータ名
ネットワーク上のコンピュータを一意に識別するための名称。
- サブネットマスク
IPアドレスと同様に(IPv4の場合は)32ビットからなり、IPアドレスのクラス(A,B,C)に応じた標準的なビットがある。IPアドレスとサブネットマスクの論理積(AND)で、ネットワークアドレスが求まる。
- スイッチングハブ
接続端末のアドレス(MACアドレス)を記憶し、送信先端末を接続したポートだけにデータを送信するハブ。
- ドメイン
インターネット、イントラネットのネットワークの管理単位。インターネットで利用されている「ドメイン」と、Windows NT/2000のドメインは意味が異なる。
- トラフィック
LANの伝送路を流れているデータの量。
- 名前解決
IPアドレスからホスト名を求めること。TCP/IPベースのネットワークでは、DNSサーバーが名前解決をおこなう。
- パケット
データを複数に分割して転送するときに、分割されたデータ単位。
OSI参照モデルのネットワーク層で扱うデータ。
OSI参照モデル(またはTCP/IPプロトコル群)で扱う層により、データの名称が異なる。「メッセージ」はアプリケーション層のデータ、「データグラム」はトランスポート層(UDP)のデータ、「セグメント」はトランスポート層(TCP)のデータ、「パケット」はネットワーク層(IP)のデータ、「フレーム」はデータリンク層のデータをそれぞれ表す。
- パケットフィルタリング
TCP/IPを使用したネットワークで、不正アクセスを防止する目的で使用する技術。パケットの通過を制限する。
- バス型
ネットワークトポロジ(形態)の1つで、1本の共有ネットワークに端末を複数接続する形態。
- ハブ
集線装置。複数の10BASE-Tなどのポートを備え、各ポートに接続されたネットワークを束ねる装置。OSI参照モデルの物理層で動作する。
- ファイアウォール
ネットワークを他のネットワークからの不正アクセスから守るためのゲートウェイ装置、ソフトウェア。
- ブリッジ
LAN内で同一のプロトコルが使用されているセグメント同士を接続する装置。OSI参照モデルのデータリンク層のMACアドレスでパケットのフィルタリングをおこなう。
- プライベートIPアドレス
LANのようにローカルな環境で使用するIPアドレス。以下の3種類がある。
(Class A) 10.0.0.0~10.255.255.255
(Class B)172.16.0.0~172.31.255.255
(Class C)192.168.0.0~192.168.255.255
- フレーム
LANの伝送単位。送受信するひとかたまりのデータ。OSI参照モデルのデータリンク層で扱うデータ。
- フレームリレー
主にWANで使用されるレイヤー2の通信技術。
- ブロードキャストドメイン
ネットワーク上でブロードキャスト(同報パケット)が到達する範囲。
- ブロードキャストパケット
ネットワーク上にある全てのコンピュータ宛ての一斉同報パケット。
- ポート番号
TCP/IPプロトコルのTCP(またはUDP)プロトコルなどで用いる情報で、IPアドレスとともに指定される。1つのIPアドレスに対して、複数のポート番号が存在する。
telnet(23), HTTP(80)など、よく知られたポート番号を、「ウェルノウンポート」という。
- ホスト
TCP/IPベースのネットワーク上に存在するコンピュータやルータなどのこと。Windowsネットワークでは、ホスト名=NetBIOS名=コンピュータ名となる。
- ホップ数
ローカルコンピュータからリモートコンピュータにパケットを送信した場合、経由したルータの数をホップ数という。
- マルチキャストパケット
ある特定のグループだけに送信されるパケット。
- 無線LAN
マイクロ波や赤外線を利用した無線によるLAN。
- ルータ
LAN環境で、異なるネットワークセグメント間を相互に接続する装置。
- レイヤ2スイッチ
スイッチングハブ。
- レイヤ3スイッチ
スイッチングハブの一種で、データ転送の判断に、OSI参照モデルのネットワーク層のIPアドレスを使用するもの。