資格マニア

たくさん資格をとって、名刺やWebサイトでずらりと並べると・・・「資格マニア」と陰口を叩かれることもあります。まぁ大抵の場合が、資格を持っていない人、資格をとる事に意味を見出せていない人からなんですがね。マニア(mania)は英語で、元々の意味が「精神病」「狂人」。マニアックだと「何かの趣味に熱中する人」という意味ですね。何かの資格をとることに熱中しているのであれば、マニアの称号をいただいてもいいかな。

日本語の「資格マニア」という言葉は、どのような定義なのでしょうか? 私の認識では「仕事に関連ある/なしに関わらず、多方面の簡単な資格をとる人」が資格マニアなんですよね。つまり、仕事に関係のある資格を順番にとっていく人は、資格マニアではないんですよ。それはスキルアップだったり、キャリアアップだから、趣味とは違うってこと。また、今後のキャリアアップのために、今までの職種とは異なる資格をとる人も資格マニアからは外れるかな。では、資格マニアと陰口を叩く側の人の考えはどこにあるんでしょうか? 資格を持っていないから 持っている人の地位を貶める目的? それとも資格で差別化されることへの恐れ? いづれにしても、不勉強がもとのネガティブな発想ですね・・・。

資格トレンド

コンピュータ系の資格について考えると時期によって流行(トレンド)があるなぁ~っと思います。1995年より前だと・・・国家資格の情報処理技術者試験がスタンダードで、民間資格が少しあったけどあまり見向きもされていない状況でした。1998年頃から・・・MicrosoftのMCPをはじめとしたベンダー資格が流行しました。シスコ,Oracle,Sun,Compaqなどなど、各種資格が目白押し。2000年頃から・・・ベンダー資格も最初は簡単だけど、有資格者が増えると難しく・高価になり、人気もなくなっていく。2005年頃から・・・なんとなくですが、情報処理技術者試験に戻ってきた感じですね。

情報処理技術者試験について補足すると、1990年代は「実際の仕事内容・職種にマッチしない」などの批判がありましたが、試験区分の変更や試験内容の見直しを定期的に行なうことで、人々の信頼を回復してきたかなぁ~ってとこでしょうか。ベンダー資格について補足すると、資格が世の中に認知されていない時は試験が簡単で、その後は難しく・高価になり、教育や試験対策本が出回り、そして素人に近い人でも合格できるようになり、資格の持つ価値が低下し・・・人気もなくなっていっているのではないかというのが私の考えです。

まぁあとは、資格をとる年齢というのもありまして・・・初級資格(例: 基本情報技術者、MCP)などは20代でとるべき資格で、30代以上の方々は専門的な資格をとるべきかなぁ~っと思いますね。

経験と資格

就職活動や転職で、資格がどのようにみられるかについては、人事担当者、キャリアコンサルタントなど様々な人の意見がありますね。「初級シスアドは履歴書に書くな」とか、「応募先にあわせて無関係の資格は書くな」とか。せっかく努力した資格を履歴書に書けないのは残念かもしれませんが・・・他の人にもアドバイスを貰ってから決めた方がいいかな・・・資格の有る無しって、意外にプラスな時もあるので。

さて、本題。「経験と資格」ですね。経験と資格どちらが重要か?当たり前ですが「経験の方が重要」ですね。・・・でも、経験ってわかりにくいんですよ、人を採用する側としては。履歴書・経歴書の書き方が上手/下手で、同じ経験でも良くみえたり/悪くみえたりしますよね。それに・・・履歴書・経歴書に本当のことが書かれているって誰が保証するんですかね?例えば、経験がほぼ同じ「Aさん」と「Bさん」がいて、Aさんがコンピュータ系の資格を持っていたら、どちらがいいと思います?この例だと、資格っていう紙一重の差でAさんが選ばれる可能性は大ですよね。

では、同じ資格を持っている「Cさん」と「Dさん」がいて、Cさんが経験が数年あったら、どちらがいいと思います?この例だと、経験が重要視されてCさんが選ばれる可能性は大ですよね。迷う例だと、経験が多く資格の無い Eさんと、経験が少なく資格を持っている Fさん、どちらがいいと思います?この例だと、経験が重要視されてEさんが選ばれる可能性は大ですよね。

つまり、経験の方が資格より重要なんだけど、経験が同じ場合に「紙一重だけど有利」になるのが資格なんですよ。経験はわかりにくいけど、資格はある知識レベル以上はあるっていう保証にもなるから解りやすく、資格を定期的にとっているひとは努力家と見られるとか、メリットはかなりあるかなぁ~っと思いますね。いま資格を持っていない人は、どんな方向に進もうとしているのか、自分の武器になるような資格は何かを考えて、チャレンジするといいかなぁ~って思います。

情処2種

ここからは、ある青年がコンピュータ系の資格をとる苦悩の日々をつづった物語です。

20歳で社会人として働き始めた。機械工学(設計)がやれると思って入った会社で配属になったのは、コンピュータシステムを作る部署。そぉ世に言う「プログラマ」になったようだ(何故か他人事、客観視モード)。なぜ、私が会社の人気部署である機械設計でなくソフト開発なんですか? という問いに、当時の上司は「君が、情報処理のテストで一番いい点とったから」・・・あぁ、手を抜けば希望の部署に行けたのかっと、ちらりと思ったりもしたが過去には戻れないので前を見て歩こう・・・。

望むと望まざるに関わらず、人の道は決まる。運命論の世界か・・・。ここで不満を口にして会社を辞めるほど世間知らずでもないし、じゃぁ「プログラマで一番になっちゃおうかなぁ~」っていうのが、私のプログラマ人生の始まりだった。

社会人として認められる、プログラマとして認められるのは、最初の3年間でしっかりと仕事をしたかで決まる・・・と教え込まれ、疑うことをしらない純真な私は朝8時から終電まで仕事・仕事・仕事の毎日を過ごす。

そんなに仕事があるのに・・・大きな会社では、資格を取得することを勧める。受験費用は会社負担だが、年2回の情報処理技術者試験を半ば強制的に申し込まれ、受験しないと怒られたりもする。試験の翌日には試験を受けたかは聞かれるが、受かったかは聞かれない。中間管理職がノルマをこなすために、「受験はしたんですが、残念ながら今回は・・・」っていう言い訳が欲しいだけか。

社会人になって始めての試験「情報処理技術者・第二種」。今の試験区分では「基本情報技術者」という名前になっているが、プログラマを目指す若手が1番最初にとらなければならない(mustですか・・・(^-^; )資格だ。

4月に入社して、10月の試験、6ヶ月もあるじゃんっと思っていたのに、新人が覚える事は無限にあり試験勉強などやる暇もない。それでも1月前には過去問を解いたりしたが 10月の試験には間に合わず「不合格」(T_T)

人生はじめての敗北・・・プログラマの一番はどぉなったんだぁ~っと自分に気合を入れ、次回の春試験を目指して、勉強開始。満員に近い通勤電車でも朝晩がんばって本を読み、問題を解く。通勤1時間の距離が幸いして、勉強時間の確保はなんとかできた。

そして万全の準備で挑んだ 21歳春の試験・・・「合格」! 前回不合格だったので喜びは2倍で、絵的には天使が舞っている感じの恍惚感。試験って、受験までの勉強はつらいし、試験当日の緊張感も嫌だけど、合格したときの喜びっていいわぁ~っと初めて思った瞬間だった。

情処1種

21歳の春に情報処理技術者試験二種に合格して、次の目標は一種(今のソフトウェア開発技術者)。当時は春のみの試験、つまり年1回のチャレンジ。まわりでもあまり合格者がいない貴重な試験でした。

そんな試験に受かるのかな? という疑問はよそに勉強を開始・・・22~28歳まで7回チャンスはあったのだが、多忙な業務で(^-^; 地方に現地調整にいってたり、土日も出勤してたりで試験会場に行けたのは4回。4回チャレンジしたけど、結果は不合格...あらららら。

試験内容にケチをつけても仕方ないが、C言語はさておき、特殊なアセンブリ言語のテストやら、最新の技術動向やらはフォローしきれず、毎回いい感じで落ちてました。まぁ、試験が4月にあるんですが、私の業務は年度末(3月末)にかけて大忙しの部署だったので、当然のように勉強時間も確保できないのが敗因だったような気がします。

そして29歳で会社を退職して、1月に「ぷぅたろ」だけどとりあえず試験の申込をして・・・4月にさくっと合格。やっぱ、時間があれば誰でも受かるんだなぁ~っと感心しました。あぁ~長い戦いだった。

会社を退職した時は情報処理技術者試験二種しか持っていなくって、正直な話、転職ではとても不利な状況でした・・・それまでの経験には自信があったんだけど、履歴書ではそれをアピールするのは難しいですからねぇ~、解りにくいっていうか、伝わりにくいんでしょうか。

それが、情報処理技術者試験一種に合格してからは、さくっと面接までいく会社が増えて、資格のパワーに驚きましたよ、まじで。

MCP

29歳で会社を退職して、情報処理一種に合格して、その効果に納得した青年は次なる資格を考えたのでありました。

ターゲットは当時は有資格者が少なく、参考書等も出ていない「MCP(マイクロソフト認定技術者)」。まだ日本上陸直後でしたね。Windows95の時代かな。

MCPは、マイクロソフトが試験機関企業に委託して、マイクロソフト製品の知識や能力を認定する試験で、基本は製品ごとに1科目の試験です。その試験に受かると、1番下位なんだけど MCP を名乗れるっと。まぁ試験科目も、その後たくさん増えて、Windows NT 4.0 Workstation、Server、SQL Server 6.5管理、SQL Server 6.5設計などなど多岐に渡るって感じですかね。情報処理試験とは異なり、資格の有効期限があるってとこと、コンピュータベースの試験で試験会場にいけば(だいたいは)いつでも受験可能っていう試験なので、勉強する時期や試験を受ける時期を自分で決めれるっていうメリットがあります。

その青年(笑)は、まずは「Windows NT Server 4.0」から? っと思い、お勉強を開始・・・しかし書籍がないので「ぶあつくて文字だけのリソースキット」を最初から最後まで何回も読み・・・1度目の試験にチャレンジ! その場で試験結果がわかるんですが、あと一歩で不合格(T_T) まじでへこみます・・・。

そしてさらに1ヶ月、翻訳本を数冊購入し、読んでチャレンジ! 見事合格っ! パチパチパチ ← この快感がたまりません。

MCSD

情報処理一種、MCP(1科目)をゲットし、しばらく停滞してました。試験勉強は疲れるし、試験は体力を消耗するのでしばらくお休みですかね。

そんな停滞をうちやぶるような出来事がありまして・・・まぁ、仕事なんですがね (^-^; ・・・マイクロソフトさんがWindows 2000っていうOSを発売するにあたり、既存の市販パッケージソフトなどがWindows 2000 Professional/Serverで動作するかを検証する「コンフォーマンスセンター」みたいなサービスを提供するっという話で、そのセンターの技術員に私が・・・ え”っ σ(^-^; 私がですかって話しですよ。

まぁ当然、英語の資料を翻訳したり、新しいOSの特徴やらをお勉強するかたわら・・・なんか資格とか持ってた方がよくないかなぁ? って話しもあり・・・じゃぁMCP(マイクロソフト認定技術者)の上位資格のMCSD(マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー)をとるかって目標ができちゃいました。

MCSDっていうのは、たしか(笑)・・・MCPの科目のうち、開発者向けの科目を4科目ほど採るのですが・・・とてもマニアックな内容で (^-^; この4つをとりました。
・Windows Architecture 1 (160)
・Windows Architecture 2 (161)
・SQL Server6.5 設計 (027)
・Visual Basic 5.0 (165)

アーキテクチャですよ、アーキテクチャ。設計思想を学ぶって感じ?

とっても難しい試験で 2時間30分の試験ばかりでしたが、なんとか合格したのが 30歳の夏でしたっけ。そしたら、次のMCSD資格ってのが登場して、泣く泣く次の資格も採ったですよ。

・Solution Architectures (100)
・SQL Server7.0 設計 (029)
・Visual Basic 6.0 分散アプリ (175)
・Visual Basic 6.0 デスクトップアプリ (176)

まぁ、今でもいい思い出ですけどね。たくさん試験受けてましたね 30歳の頃は。

MCSE

情報処理一種、MCP、MCSDっと着々と「資格の王様」への道を歩む青年は、とどまることをしりませんでした。

MCPは、MCSD(開発者)向けの科目と、MCSE(システムエンジニア)向けの科目があるんですが、かなり重複しているんですよね。それで、今まで合格した科目にあと何科目が合格すると、MCSEにもなれるってことで、こんな科目を受けました。
・Windows 95 (063)
・Windows NT Server4.0 (067)
・Windows NT Server4.0 Enterprise (068)
・Networking Essentials (058)
・SQL Server6.5 管理 (026)

これで晴れて MCSE(正確には、マイクロソフト認定システムエンジニア)に。やったぁ~って思ってたら、こちらも新しい試験科目が (^-^; いきおいで、こんな科目も採りました。
・SQL Server7.0 管理
・Windows 2000 Server (215)
・Windows 2000 Professional (210)
・Windows 2000 Network (216)
・Windows 2000 Directory Service (217)
・Windows 2000 Network Design (221)

ふぅ~やっと、MCSE(※ Windows 2000トラックっていうらしい)に。こちらも長い戦いでした。

MCDBA

情報処理一種、MCP、MCSD、MCSEっと、本当にとどまることをしりません。そして、採ったMCP数も19科目っと、CTEC(※MCP教育コースのトレーナー会社)のトレーナー並みな数です。

そして、MCDBA(マイクロソフト認定データベースアドミニストレータ)は・・・既存の合格科目をみると、要件をみたしていたので、自動的にゲットです。あぁ~楽チン。

これで、MCP試験の上位資格3冠を手にしました。なんでも、マイクロソフトの方がおっしゃるには・・・世界で数100人しかいないし、日本だと100人もいないっとのこと。そりゃそぉだよねぇ~開発者はMCSDだけでいいし、SEさんとかはMCSEだけでいいんだもん(笑)

まぁたくさん資格をとって良かったことは、ちょうどMCP試験にチャレンジしてた2年間だったんだけど・・・出版社の方とも知り合いになれて、コンピュータ書籍を出版できたってことですかねぇ。

中小企業診断士

コンピュータ系の資格ばかりをたっぷりと採った青年はその後・・・またもや停滞。まぁ単純に「飽きた」っていうのもありますが年齢も33歳になり、いまさら技術一辺倒でも面白くないかなぁ~っと。

そして当時、無謀にも受託ソフトウェア開発を主たる業務とする会社を起業した。それまでの人脈・信用で仕事はとれるから大丈夫でしょうっていう軽い気持ちで。

その後、はたっと気づく「経営のこと、あんまりしらないや」っていう事実に。普通は起業前に綿密に計画をたてるのがセオリーかもしれないが・・・。

経営を手っ取り早く勉強する方法は? っと考えて、いきついたのが「中小企業診断士」の資格だった。他にも、創業塾やら経営セミナーやらはあったが、体系的でないし、お金と時間がかかるわりに得るものは少ない。それが、日本のお国が認める「中小企業診断士」だと、経営コンサルタント向けの資格なので、体系的に経営に必要な知識が吸収できるだろぉ~っと。

そして 2001年秋にお勉強を開始・・・でも、独学だと不安なので、大枚をはたいて資格の学校に通学。平日の夜と休日で、経営・経済・財務・情報・運営・法務・助言理論・中小企業施策などの科目をお勉強。仕事の後は眠いzzzzz のを我慢して、もくもくとInputですわ。

2002年夏・・・外はとても暑かったのを覚えています。それに反して、試験会場は寒かった。中小企業診断士の一次試験は、8科目の試験を4科目づつ土日でやって合否を競うもの。苦手科目は財務、得意科目は情報とはっきりしてたのに、財務の足切りにひっかかり、不合格(T_T)

不合格って、へこみますよね。それでも立ち上がり、再チャレンジ。今度は独学で、過去問題や予想問題を買ってもくもくと解く。

2003年夏・・・暑かったか忘れました (^-^; 前回の試験で、とても肩が凝るって思ったので「バンテリン」持参で、万全の体制(なのか?)。なんとか、一次試験合格。

2003年秋・・・一次試験に受かると二次試験(筆記)があります。4科目の筆記で、問題文を読んで診断する感じかな。筆記試験は出来がわかりにくいし、はじめてのチャレンジだったので多分落ちたかなぁ~っと思って、試験後は遊んでました。

2003年冬・・・郵便屋さんに「書留でぇ~す」と起こされて、その書留をあけると「二次試験(筆記)合格」とのこと。寝起きで、んんん? な状態でしたが、意識が戻ってくるに従い・・・あ”っ 面接試験あんじゃん!っと焦り始め・・・とりあえず、資格の学校の模擬面接みたいな試験を受けて、本番の二次試験(面接)に挑みました。そしてこれも合格、一次試験のような「苦労した感」がないまま、するっと合格したので実感わかず・・・。

2004年春・・・一次試験、二次試験(筆記/面接)合格で終わりではなく、実務補習っていうものがありまして、これを履修しないと有資格者にはなれないんですよ。それで、2月に2週間も仕事をほっぽらかして、実務補習を受けてまいりました。6名のメンバーで分担して、1週間で1企業の診断×2回ですかね。疲れました・・・ヒアリングも報告書作成も。その時のメンバーとは、何かしら物事をやりとげた一体感みたいなものが芽生え(?) いまでもいいお友達ですが。

合格後のお話しは・・・また、別の機会に。



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